淨光寺 (じょうこうじ) [浄土真宗]
交通アクセス
〒604-0827京都府京都市中京区高倉通二条下る瓦町560
TEL:075-231-5061
FAX:075-231-5099
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① 地下鉄烏丸線・東西線 烏丸御池駅 1番出口より徒歩6分
② 阪急京都線 烏丸駅より徒歩約15分
③ 京都駅八条口よりタクシーで約15分
④ 京都駅正面(烏丸口)よりタクシーで約10分
(③④のタクシーの場合、運転手さんに「タカクラオシコウジアガル」)と言ってください
解 説
浄土真宗本願寺派(西本願寺)。
豊臣秀吉からの土地寄進により大坂天満から京都堀川六条へ寺基(本山)移転:1591年(天正19年)を行った当時の本願寺第11代宗主の顕如の天満よりの随行の1人だった釋宗安が、同年の1591年(天正19年)に現在の瓦町に開創したのが當山の始まりであるが、開創当初から寺院としての機能を果たしていたのかは不明であり、推測するに当時から本願寺は天皇家との接点が色濃く、堀川六条から御所への道のりの為の休憩所(中継所)としての役割では無かったのかと思われる。
拙寺に安置されている本尊阿弥陀如来立像及び親鸞聖人像の軸の裏書には寛永11年(1634年)と記されており、この年が開基宗安の逝去する2年前であった事から、開創当初は寺院としての機能では無くとも、初代存命の時期から本尊(須弥壇)だけでは無く脇壇(親鸞聖人像・蓮如上人像)の設置を施された寺院としての役割を果たしていたものと思われる。
以来、平成22年度時点で創建419年となり、現在の住職(釋宗悟)は初代の釋宗安から数えて第17世となる。
京の都は幾度の戦災が起こっていたが、幸いにも本尊等の宝物は蔵に逃れており、今日に至るまで継承されてきた。拙寺所蔵の宝物に国宝や重文は無いが、幾度にもわたる戦災から歴代の住職らが守り続けてきた礼拝(らいはい)物を次世代に継承すべく、家人とSECOMとが一体となって守り抜く事が重要だと認識するものであります。
現在の本堂は、元治元年(1864年7月)に起きた、京都御所から南の六条までを火災で覆い尽くした“蛤御門の変”において焼失し、慶應2年(1866年)に再建されたものであり、現在の“京町屋”と言われる建造物もその後のもので145年ほどの歴史があります。
古文書によれば、拙寺創建の9年前の天正10年(1582年)に“本能寺の変”が拙寺から南西に約500mで起こっているが、織田信長を討ったと言われる明智光秀を追った者から逃れるために、明智家の残人が拙寺に明智光秀の位牌を預けたとされているが、現在もまだ位牌は見つかってはいない。
境内・本堂
年中行事
1月
(修正会:しゅしょうえ)
新しい年を迎える事が出来た喜びを、感謝する法要です。
元旦あるいは2日の午前に當山本堂にて勤修(おつとめ)します。
3月
(春季彼岸会:しゅんきひがんえ)
太陽が真西に沈むこの頃、西方の彼方にあるお浄土に向かって思いをよせ手を合わせる法要です。
春分の日(彼岸の中日)をはさんで、1週間の期間中のいずれかの日を選んで、當山本堂にて勤修(おつとめ)します。
5月
(永代経法要:えいたいきょうほうよう)
5月の第2あるいは第3日曜に當山本堂にて勤修(おつとめ)します。
8月
(盂蘭盆会:うらぼんえ)
16日の午前中に當山本堂にて勤修(おつとめ)します。
9月
(秋季彼岸会:しゅうきひがんえ)
太陽が真西に沈むこの頃、西方の彼方にあるお浄土に向かって思いをよせ手を合わせる法要です。
秋分の日(彼岸の中日)をはさんで、1週間の期間中のいずれかの日を選んで、當山本堂にて勤修(おつとめ)します。
11月
(報恩講:ほうおんこう)
宗祖親鸞聖人のご命日(11月28日)を迎える前に、聖人のご遺徳を偲んでおつとめをする、浄土真宗で最も大事な法要。(本山西本願寺では、陽暦のご命日にあわせて、1月9日~16日に行われる)
第3土曜の午後に當山本堂にて勤修(おつとめ)します。
淨光寺門徒別墓法要
春秋の彼岸期間の最後の休日の午前に、當山が所有している西大谷墓地内(正式には鳥辺山延念寺旧跡墓地)の拙寺門徒(檀家)のご遺骨が埋葬してあります墓地において、納骨者法要を行っています。
納骨は、春の法要時には行わず、秋の法要の時の年に1回だけです。
その他
あらゆる仏事の相談
拙寺では、宗教崩壊とさえいわれる現代の状況に危機感を募らせ、宗派を問わずに相談を受け付けるべくタウンページにも記載をしています。他の宗派の方からの問い合わせについては、あくまでも一般的な対応にしかならないが、迷信にとらわれない為にも、仏事に関しては僧侶である者が対応すべきだと考え、納得して頂けるまで親身に回答を与えれるようにしています。すべての回答を終えた後には必ず「お寺とのお付き合いは、お悔み事だけでは無くて、嬉しい時もして下さい。お仏壇に、朱色のローソク・赤飯・紅白のお餅をお供えすれば、お祝い事のお飾りになりますから、ご出産・ご成人・就職・入学・結婚記念日等の記念の日に、皆でお仏壇の前で手をあわせましょう」とお伝えしています。